自殺日記


僕は今日から100日後に死のうと思います。
死ぬ方法はまだ考えていませんが、何らかの方法で自殺するつもりです。
僕はもうダメです。
あと100日。


今日も最悪の気分で目が覚めました。 胸焼けがひどいです。 カーテンの隙間から外を見ると気持ちのよい秋晴れですが、 僕にとってはなんだか悲しいだけです。
あまり外に出たくありませんが、自殺する場所を探しに行かなければなりません。 死のうと決めたのだから、99日後に死ななければなりません。
とりあえず、家から一番近い駅に行ってみました。
電車に飛び込むのもいいかなと思いましたが、 バラバラになってしまって内臓が飛び出ている状態で死んでるでしょう。 そんな死に方はしたくない。
それに駅は汚いです。 頭の悪そうな茶パツの若い男が唾を吐いたりしています。 こんなところでは死にたくありません。 きれいなところできれいな死にかたをしたい。
駅から帰る途中、厚底サンダルを履いたガングロの馬鹿そうなコギャル2人が、 すれ違いざま僕を見て、「気持ち悪い」とわざと僕に聞こえるように言いまた。 やっぱり外には出たくないです。
あと99日。


昨日のことでかなり落ち込んでしまって、 一日中、何も食べずに部屋の中で過ごしました。 ただベットの中で天井を見上げていました。
僕に生きる資格がないのは分かっています。 だけど僕より馬鹿なやつは世の中にたくさんいます。 そいつらは自分を客観的に見るとかしていないのでしょう。 死ねばいいと思います。 僕にもし権力があればそいつら全員死刑にしています。 でも、現実には僕には何の力もありません。 僕は誰にも必要とされていません。 みんなから嫌がられています。 だから僕は死ななければなりません。
あと98日。


ちょっと前に『新世紀 エヴァンゲリオン』というアニメが流行りました。 TV放送中から僕も見ていましたが、作品中のキャラクターに思い入れたり、 グッズを集めたりしたことはありませんでした。 ちょっと距離を置いて見ていた気がします。 主人公と自分があまりにも似ていたために、気持ち悪くなってしまったのです。 もちろん碇シンジと違って、僕は醜く何の才能もない人間です。 だけど、シンジの気持ちは痛いほどよく分かりました。
劇場版も見たかったけど、人込みが恐くて行けませんでした。 劇場版は今でもビデオでときどき観ています。
今日も観ました。 アスカの「気持ち悪い」という最後の一言が胸に突き刺さります。 僕は、人は分かり合えないものだと思います。
夕方、コンビニに行って弁当を買いました。 態度の悪い店員が他の店員としゃべりながら僕の弁当の バーコードをチェックしました。 冷たいままの弁当を袋に入れて渡しのたで、「温めてください」と 言おうとしましたが、言えませんでした。 冷たい弁当はまずいです。
明日は、死に場所を探しに行きたいと思います。
あと97日。


今日は起きたのが昼過ぎだったので、それから外に行く気になれず、 ずっと家の中にいました。
何も考えないで寝ていると、 ベットの下に置いてある成人コミックに自然と手が伸びます。 どの漫画も小さな女の子がセックスする話です。 中には数人の大人の男にレイプされるのもあります。
僕はロリコンで最低の奴です。 同世代の女性とまともに話しもできないから、漫画の中の少女に逃げてるだけですから。 仮性包茎のペニスを握りながら小さな女の子がレイプされる漫画を見ている僕は、 本当に醜い存在だと思います。
明日こそは死に場所を探しに行きます。
あと96日。


今日は新宿に行きました。 混雑する時間を避けて、午後2時の電車に乗りました。 この時間だと人が少なくてちょうどいいです。
でも、他にも席が空いてるのに、僕が座っていたすぐ横に座ってきた奴がいました。 しかも足を大股に開いてえらそうにふんぞり返っています。 はっきり言って邪魔です。 僕は席を立ってドアの側に移動しました。 そいつは移動した僕の方をじっと睨んできました。 僕は心の中で何度も「死ね、死ね、死ね」とつぶやきました。 新宿に着くまでそいつは僕にガンを飛ばしていました。 電車事故でこいつだけ死ねばいいとか突然心臓が破裂して倒れればいいとか、 そいつが死ぬことをいろいろ考えてましたけど、やっぱりそいつは 何事もなく電車を降りてしまいました。 僕の思い通りになることはまったくありません。
外には嫌なことがたくさんあって、だから僕はあまり外に出たくないんです。
新宿に着いたら、JR新宿駅の西口方面に向かいました。 新宿には高層ビルがたくさんあります。 ここのビル街はビルも道も奇麗なので、死ぬのにちょうどいいかもしれません。 どのビルから飛び降りても死ねそうな高さです。 だけど、目をつけたビルはどれも受付けの人がいて中に入れそうにありませんでした。
1時間半くらい歩き回って、しかたなく電車が混む前に帰りました。
あと95日。


今日も昨日に引き続き、新宿で死ねる場所を探しました。
どのビルもやはり受付けがいて、中に入れません。 ビルの周りを回ってみたりしましたが、中に入れるような場所はありません。
だけど、1つだけ裏口から非常階段に入れるビルを見つけました。 ものすごくドキドキしながら階段を上がります。 外から見たらかなり高いビルだと思っていたけど、20階ちょっとくらい しかありませんでした。 でも、僕はほとんど運動をしていないので、休みながら階段を上がりました。 一番上まで行ったのですが、屋上のドアに鍵がかけられていて 屋上に出ることはできませんでした。 このビルの社員が自殺をしたことがあって、 それで鍵をかけるようになったのかもしれないなと思いました。
ビルから飛び降りるのはいったん諦めます。 今日裏口が開いていたからといって、 必ずしも自殺決行日にも開いているわけではないでしょうし。
死ぬ方法は他にいくらでもあるはずです。
あと94日。


昨日の夜から眠れなくて今日の朝10時までインターネットをやっていました。 たぶん興奮していたんだと思います。 あんなに行動的だったのは何ヶ月ぶりでしたから。
「自殺」というキーワードで検索してみました。 たくさんヒットします。 僕と同じように自殺することを考えている人が多いんでしょうか。
そのあとは外が暗くなるまで眠っていました。
あと93日。


今日も昨日と同じく徹夜でインターネットで自殺の仕方を探しました。 このままだと完全に夜型になってしまいそうです。
昨日とは違ったサーチエンジンで検索しました。 青酸カリの事件とか『完全自殺マニュアル』の紹介などがヒットします。 『完全自殺マニュアル』はまだ読んでいないので、明日にでも買いに行こうと 思います。
検索の結果、死に方は本当にいろいろあることが分かりました。 長い間苦しむのは嫌です。 苦しむなら一瞬で終わらせたいです。 静かにひっそりと死ぬのもいいかもしれないなと思います。 睡眠薬なんか僕に合っているかもしれません。 どうやって手に入れるのかが問題ですが。
あと92日。


近所の本屋に『完全自殺マニュアル』を買いに行きましたが、 置いていなかったので今日は諦めました。 また明日遠出をしようと思います。
あと91日。


今日は新宿の紀伊国屋まで行きました。 新宿には紀伊国屋は2つありますが、僕がよく行くのは JR新宿駅の南側にあるほうです。アルタの方にある紀伊国屋は人が多くて恐いからです。
店の中を捜してみましたが、『完全自殺マニュアル』は見つかりませんでした。 こういうときは店員に聞けばいいのでしょうが、 とても僕にはそんなことできません。
『完全自殺マニュアル』のかわりに1階で漫画を買いました。 レジで店員にお金を渡すときにちょっと手間取ってしまって、 時間がかかってしまいました。 そのとき店員の女性が「チッ」と舌打ちしたように感じました。 でもそのあと、少し微笑みながらおつりを返しておくれたので、 たぶん僕の気のせいだったと思います。
関係ない人の印象にはあまり残りたくないです。
あと90日。


数ヶ月ぶりに僕の部屋の電話が鳴りました。
受話器を取るときにドキドキして、心臓がものすごいはやさで 動いているのが分かりました。 汗ばんだ手で受話器を取り、できるだけ冷静な声で「もしもし」と 言いました。
電話の相手は母でした。 正確に言えば、もう母親ではく赤の他人ですが。
僕はとりあえずホッとしましたが、以前母親だった女性は 何かぎこちない様子で話しはじめました。 彼女によると、もう僕とは会わないそうです。 電話もかけることはないと言われました。 そのとき、僕は特に悲しいとか寂しいとは思いませんでした。 いつも悲しくて寂しいから・・・。
最後に「じゃあ」と言って受話器を置きました。
もう何も思い残すことはありません。
あと89日。


天国と地獄とか死後の世界とかよく言われるけど、僕は そんなものはないと思います。 人間は死んだら「無」になると思います。 死んだ後の世界があるのではなくて、何も存在しない状態に なるのではないでしょうか。 「無」なのだから“状態”という言い方はおかしいけど、 痛みも苦しみも悲しみも何の感情もなく、すべての感覚はなく、 記憶もなく、自分も他人もなく、つまり存在自体がない、 本当に「無」の状態。
僕はそういった「無」になりたいんです。 存在があるということはとても辛いことです。
今日は部屋の中でシュニトケを聞いてすごしました。
あと88日。


インターネットでいろいろなサイトをまわっていて分かったのですが、 オランダでは年間3,000人が安楽死で死んでいるそうです。 安楽死って本当に安らかに死ねるのでしょうか。
考えてみれば、眠ることは安楽死のようなもです。 肉体的には休息を取っているだけですが、寝ている間は、 夢を見なければ、意識がないから自分が寝ているとは思っていません。 存在はベットの中にあるけど、精神はどこにもありません。
人間は生と死を交互に行き交いながら「無」に近づいていくのだと思います。 いや、「無」から産まれたのだから、「無」に還るだけでしょう。
僕はずっと眠っていたい。
あと87日。


昨日、人間は「無」から産まれて「無」に還ると書いたけど、 それでは人はなぜ産まれてくるのでしょうか?
こんなに生きることが苦しいのに存在する意味なんて、 本当に僕にあるんでしょうか。
僕はずっとそんなことを考えています。 僕は何かの間違いでこの世に生をうけてしまった気がして しょうがありません。
はやく「無」に還りたいです。
あと86日。


今年の7月は「恐怖の大王が空から降ってくる」と言われていましたが、 当然何もなく終ってしまいました。
ほとんどの人が信じていなかったと思うけど、僕はほんの少しは 何かあるんじゃないか、という期待がありました。 世界の終わりが来れば、僕はもう生きるとか死ぬとか考える必要は なくなります。 でも、この世界は21世紀も多少の問題は起こっても変わらず存在し 続けるでしょう。 絶対に世界の終りはこないような気がします。 ものすごく憂うつです。
あと85日。


ここ数日間、1日のうちほとんどを部屋の中で過ごしています。
外が暗くなる頃起きてコンビニへ行き食べるものを買って、 11時を待ちインターネットに接続し、 日記を更新したり検索したりして時間をつぶし、 外が明るくなる頃また寝るといった生活です。 これではこの日記を書き始める前と同じです。
死ぬ踏ん切りをつけようとしてこの日記を書き始めたのに、 このままではいつまで経ってもダラダラと生きてしまう。 僕はもう死ぬしかないのに・・・。
あと84日。


今日は午前2時になるのを待って夜の街をぶらつきました。 街といっても住宅街なので道を歩いている人は誰もいません。 いつもこんな感じだったらいいのに・・・。
静まり返った夜中の街を歩きながら、 死ぬ時は誰もいないときに誰もいない場所にしようと思いました。
あと83日。


あるページで書店のオンラインショップがあることを知りました。 その掲示板には紀伊国屋と丸善が紹介されていました。 どちらもWebページから本の注文ができて、配達してもらえます。 これを使えば『完全自殺マニュアル』が手に入りそうです。
ある方からメールで『完全自殺マニュアル』を置いてある本屋を教えて もらっていたのですが、その本屋は山手線に乗らなければ 行けない場所だったので、行こうかどうしようか迷っていたところです。 山手線はかなり混むので乗りたくないです。
さっそく掲示板に書いてあった2つのサイトに行ってみました。 紀伊国屋はオンラインで登録が出来たので明日にでも使えると思います。 丸善は昼間しかオンラインショップが使えないようです。 紀伊国屋に『完全自殺マニュアル』の在庫がないかもしれないので、 丸善のほうも後で登録することにしました。
『完全自殺マニュアル』を読んで実際に自殺してしまった人もいるそうなので、 かなり実用的な本なのでしょう。 あまり苦しまない死に方が載っていたらいいなと思います。
あと82日。


子どもの頃の夢を見ました。 父と母と僕とで福島県の山奥にキャンプに行ったときの夢です。
狭いテントの中で、3人寝袋に入って寝ました。 テントから顔だけ出して夜空を見上げると、首都圏では絶対見られない 降ってきそうなほどの星が広がっていました。
母が「うわあ、きれい」と言いました。 父も僕の隣にいます。
僕の唯一の楽しい思い出です。
このキャンプの半月後、父と母は離婚しました。
夢から覚めた後、無性に悲しくなってちょっとだけ泣きました。
あと81日。


いじめで自殺している小中高校生の数は、交通事故で死亡する人の 数より多いのだそうです。 いじめられる側はみじめなんでしょうけど、それでも 無視されるよりマシだと思います。
誰からも相手にされずいじめてさえもらえなかった僕は、 本当にどうしようもない人間です。 高校の3年間、教室の中では誰とも話しをしませんでした。 ときどき遠くの方で誰かが僕のことを、「気持ち悪い奴だ」とか 言ってるのが聞こえたぐらいです。
この日記を書き終えたら、高校のアルバムをゴミ捨て場に 置いてこようと思います。 そろそろ身の回りの物を捨てなければなりません。
あと80日。


紀伊国屋のオンラインショップで『完全自殺マニュアル』を注文しました。 もし在庫があれば4日から1週間で配達されると思います。
あと79日。


今日はいつにもまして気だるい気分で起きました。 『完全自殺マニュアル』が届くのを待っている状態なので、 よけいに何もやる気がおきませんでした。 こういう日はベットの中でいつもの妄想に耽ってしまいます。 初潮前の女の子(小学2、3年)とセックスするイメージです。
少女は下着姿でベットの上に膝を抱えて座っています。 微妙に膨らんだ胸を後ろからそっと撫でてやると、 少女は恥ずかしそうに俯いてしまいます。 小さく尖った乳首を指で弄び、同時にパンティの上から 毛の生えてない股間にもう片方の手をのばします。 指の背でクリトリスのあたりを撫でてやると、 うっすらとパンティに染みが広がっていきます。 少女の息遣いが荒くなってきたところで、パンティを脱がします。 女性器がよく見えるように仰向けにして、性器から溢れ出た 透明な液体を舐めます。 少女に自分の足を持たせ、アナルまでよく見えるようにさせます。 アナルの奥にまで舌を入れながら小さなクリトリスを指で擦ってやると、 少女は悲鳴にも似た声をあげて喜びます。 今度は体勢を69にして少女には僕のペニスをフェラチオさせます。 僕は少女のアナルと性器を交互に舐めてあげます。 女性器が充分ほぐれたところで僕のペニスを挿入します。 少女は初めての痛みと快感に混乱しながらも、最後には絶頂をむかえます。
この妄想は何度も何度も繰り返してきたものです。 今では考えなくても自然と物語が浮かんできます。 実際の場面が目の前に浮かんでくるくらいです。 二十歳をこえているのに童貞で、自分に都合のいいだけの妄想を 浮かべて自慰行為に耽っている僕は、やっぱりおかしいと思います。 射精した後いつも嫌な気分になるけど、どうしてもまた少女を 犯す妄想に取り付かれてしまいます。 この悪循環も早く終りにしたい・・・。
あと78日。


1日遅れてしまいましたが、「あと77日」の日記に書いておきます。
昨日、腕を切ってしまいました。 というのも、ある人から、「毎日、日記を書け」とか 「そんなんで絶対に死ねるわけがねぇ。馬鹿じゃねぇの」などと 書かれたメールを受け取ったからです。 それを読んだとき、後頭部を殴られたような感じで 一瞬クラッとして、その後泣きそうになりました。
でも、その人が言っていることはもっともです。 僕が「日記を更新しない日はカウントダウンもしない」と 書いたのは、やはり逃げていたからです。 死ぬのが嫌になったら日記を書かなければいいのだし、 このサイトそのものを消してしまえばいいのだから。 その人が言っていることは正しい。 僕は間違っている。
ベットに入ってから後悔したり今後の自殺日記のことを 考えていたら、ものすごく辛くなってしまいました。 それで・・・。
ベットの中だったので血のついたシーツが傷口に張り付いて 出血を止めたようです。 シーツを腕から剥がすときにビリビリと音がしました。 結局、ちょっと貧血気味という程度でおさまってしまいました。 僕は情けない奴です。
これからは日記を更新しない日でもカウントダウンはします。
あと77日。


自殺日記を書くまでは、死ぬことを考えては駄目だと思っていたけど、 自殺しようと決めてからは死ぬために生きているので、 以前よりは幾分楽な気持ちです。 楽しいことを無理に考えなくていいし、悲しいことを隠さなくていいし、 自分は暗い性格だとこのサイトの中では言えます。 昨日のことも、暗い性格のどうしようもない人間がやったことだと思えば、 自分でも納得できます。 以前だったら前向きに生きなくては駄目だと思っていたけど、 今はいくらでも後悔できます。
僕は後ろ向きに生きて、そして死にます。
あと76日。


そろそろ『完全自殺マニュアル』が届く頃だと思って ずっと部屋の中で待っていたけど、配達される気配も ありませんでした。
そのぶん部屋の中はずいぶんきれいになりました。 血がついてしまったベットのシーツをゴミに出し、 雑誌や本を束ねてベランダに出しました。 大量のビデオもいずれ捨てるつもりです。
ベットのマットに染みてしまった血を見ていると、 約束の日に絶対に死のうと思いました。
あと75日。


ある方からのメールを読んで、少し混乱してしまいました。 その方は息子さんを自殺で亡くしているそうです。 息子さんは、僕と同じように対人恐怖症で醜形恐怖症だったそうです。 息子さんはものすごく辛かったと思います。 実際にはないだろう、自分を中傷する声や視線を常に感じていたのですから。 感じるだけでなく、本当に声が聞こえてしまうし、相手が睨んでいたり 馬鹿にして笑っている顔が見えてしまいます。 そんなとき、心の中では相手を攻撃していますが、 同時に自分自身をも傷つけています。 毎日が自分を傷つける苦しい日々です。 だから、それに耐え切れずに死んでしまったのだと思います。
僕は今まで、できるだけ自分のこの性格のことは考えないようにしてきました。 あまりにも暗いことだからです。 生きるためには暗いことを考えてはいけません。 もし考えるとしたら、それは死ぬときだと思っていました。
メールを下さった方は「日記をつけるだけにしてほしい」と書かれています。 でも、僕はこれ以上耐える自信がありません。 自分の性格を変えることができるとも思えません。
本当にすみません。
あと74日。

追伸)息子さんのホームページを見ようと思ったのですが、 URLが分かりませんでした。 もしこれを読まれていたら、URLを教えていただけないでしょうか?


午後4時頃、玄関のドアに取り付けられている郵便受けに、 ガタンと少し大きな音がして何かが落ちました。 それは、『完全自殺マニュアル』でした。 待ちに待った本です。 僕は急いで包みを破きました。
上下に2重に帯がしてあって、上の帯には「18歳未満の方の購入は ご遠慮下さい。」と書かれています。 きっとこの本を読んで本当に自殺してしまった人がいたから、 このような2重の帯になったんだろうなと思いました。
内容はというと、僕が望んでいたとおりのことが書かれていました。 まだ半分しか読んでいませんが、これなら僕も死ねるんじゃないかと思います。 僕が一番知りたかったのは、たとえば薬ならどのくらいの量を飲めば 死ねるのかということです。 もちろん、致死量がちゃんと載ってました。
僕にとって、エンジェルダストのペンダントはお守りなんかではなく、 確かな「無」への道標です。
あと73日。


2回も『完全自殺マニュアル』を読み返しました。
特に「クスリ」と「手首・頚動脈切り」のところは何度も読み返しています。 今までも手首を切ったことが何度かあります。 ほとんどが発作的にやったことです。 この前のときもそうでした。 今までのこんなやり方では死ねないことが分かりました。
薬物に関してはあまり知識がなかったのでとても勉強になります。 眠りながら死ねるのならそれが一番いいと思います。
あと72日。


『完全自殺マニュアル』を幾度も読み返しているうちに、 市販の薬物で死ぬのはかなり難しいことが分かりました。
最初こそ、リスロンSを300錠かアタラックスPを600錠飲めば 眠るように死ねると興奮していたけど、2日経って冷静に考えてみると、 そんなに大量の錠剤が必要だということは、 1錠に含まれる危険な成分の量が少ないということです。 これでは飲んでいる最中に吐き出してしまうと思います。 それに、人によって致死量に大きな差があることも気になります。
市販薬では確実性に欠けるんじゃないかと思います。
死のうと決めて行動にうつして、でも助かってしまったときの あの虚しさはもう味わいたくありません。 悲しいとか寂しいという感情を通り越して、ただ虚しいと思いながら 自分のしたことの後始末をするだけです。 それだけならまだしも、救急車を呼ばれてしまったり 誰かに助けられるようなことにはなりたくありません。
刺激の強い薬物を手に入れられないのなら、 やはり首を吊ることを選択するしかないのかもしれません。
あと71日。


首を吊って死ぬのは苦痛はないと『完全自殺マニュアル』に書いてあったけど、 首に縄を掛ける勇気が僕にあるとは思えません。 ビルの屋上から飛び降りるとか手首を切るのとは違って、 首を吊るのは縄の輪の中に首を入れて踏み台か何かを 蹴り飛ばさなければなりません。 しなければならない動作がちょっと多いです。 それに本当に苦しくないのかも疑問です。
やはり薬で死にたいです。 強度の睡眠薬は医師の処方箋が必要だと思うので、 精神科に行くことを考えています。 不眠症だと言えば、たぶん薬をくれると思います。 幸い本当になかなか眠りにつけない日が多いので、 演技をする必要はありません。 何度か通ううちにだんだん強い薬を出してくれるようになるでしょう。
ただ、どの薬をどのくらい飲めば致死量に達するのか分からないので、 図書館か書店に行って調べてくる必要があります。
あと70日。