■「日航123便」墜落直前の交信テープ入手

18時24分12秒 【スチュワーデス】たいとおしゃる方が
    13秒          いらっしゃるんですが
    14秒          よろしいでしょうか?
    15秒 【副操縦士】 気をつけて
    16秒 【航空機関士】 じゃ 気をつけてお願いします
    17秒 【副操縦士】 手早く
    18秒 【航空機関士】 気をつけて下さい  【スチュワーデス】 はいありがとうございます

    35〜36秒 「ドーン」というような音
    37秒 [客室高度警報音 又は 離陸警報音]
    38秒 【不明】 ……
    39秒 【機長】 なんか爆発したぞ
    42秒 【機長】 スコーク77
    43秒 【副操縦士】 ギアドア 【機長】 ギアみて ギア
    44秒 【航空機関士】 えっ 【機長】 ギアみてギア      【パーサー】 酸素マスクをつけてください
    45秒                                    酸素マスクをつけてください
    46秒 【機長】 エンジン?                        ベルトはベルトを
    47秒 【副操縦士】 スコーク77                     してください……してください
        ボイスレコーダーの記録から見ると、この時機長や副操縦士が考えたことは、突発的にギア(車輪)が
        出たのではないかということと推測される。しかしフライトレコーダーにはギアが出た記録はない。
    48秒 【航空機関士】 オールエンジン……                 
    51秒 【副操縦士】 これみてくださいよ
    53秒 【航空機関士】 えっ
    55秒 【航空機関士】 オールエンジン……
    57秒 【副操縦士】 ハイドロプレッシャみませんか?
    59秒 【機長】 なんか爆発したよ

        副操縦士が「これ見てくださいよ」「ハイドロプレッシャー(油圧)見ませんか」と言っている。
        これに対し機長が「ハイドロ全部だめ」と言っており、油圧が完全に効かなくなって操縦不能に
        陥っていることが判る。
        複雑に大型化した航空機には、装置の操作に油圧を利用しており、油圧が完全に効かなくなるという
        ことは、操縦が不可能ということである。油圧のほかに飛行を制御できるものとしては、エンジン出
        力の調整、電動で操作可能な車輪などの着陸装置と主翼フラップ、主翼の中のタンクにある燃料の重
        量の調整があげられる。
        通常では起りえない事態の中、機長達は、羽田空港に引き返す事と、安全な高度まで降下させようと
        していたことが判る。
   25分04秒 [客室高度警報音 又は 離陸警報音 以後47分28秒まで鳴り続ける]
    05秒 【航空機関士】 ギア ファイブオフ
    06秒                       【パーサー】 ベルトは必ずしてください

    14秒 【航空機関士】 はいはいラジャー
    15秒                                 【PRA】ベルトを締めて
    16秒 【機長】 ライトターン                         ください
    17秒 【機長】 ライトターン                         タバコは
    18秒                                     消してください
    19秒 【副操縦士】 プレッシャ? 【航空機関士】 おっこった          ただいま
    20秒                                     緊急降下中
    21秒 【機長】 Ah, TOKYO,
    22秒     JAPAN AIR
    23秒    123
    24秒    request from
    25秒        immediate
    26秒        e--
    27秒     trouble
    28秒        request
    29秒        return
    30秒        back to
    31秒        HANEDA
    32秒        descend
    33秒        and maintain
    34秒        220 over.
               (あー、東京。日本航空123便トラブル発生、
                直ちに、えー、羽田に帰ることを要求する。
                220(高度22000フィート)へ降下し、
                維持することを要求する。どうぞ)
    35秒                       【PRA】 ……
    37秒 【所沢】 Roger,
    38秒    apprived as
    39秒    you request
               (了解、要求通り承認する)
    40秒 【機長】 Radar vector
    41秒        to OSHIMA, please.
               (大島へレーダー誘導をお願いする)
    42秒 【所沢】 Roger, you want
    43秒        right or left turn?
               (了解、右旋回したいか、左旋回か?)
    44秒                       【PRA】 …… 
    45秒 【機長】 Going to 
    46秒        right turn, over.
               (右旋回したい)
    47秒                       【PRA】 ……
    49秒 【所沢】 Right, right heading
    50秒        090 radar Vector
    51秒        to OSHIMA.
               (よろしい。大島へレーダー誘導のため、右磁方位090で飛行せよ)

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